学校長あいさつ

1964年に開校された本校は、創立60年を越える歴史と伝統を積み重ねてきました。本校では建学の精神に基づき、自らが考え、学ぶ姿勢を養い、自己の未来を切り開く人材の育成をめざしており、私学の独自性を活かしながら「高い知性」「広い視野」「主体的に学ぶ力」を育み、生徒個々の将来につながる教育活動を展開しています。3年間という高校生活の中で、学習・学校行事・部活動等の教育活動すべてを通して、未来を創造する新しい時代を担う人材育成のため、生徒たちの資質や能力の向上に努めています。
その実現のためにも普段の学校生活では、理解させる指導を大切にしながら、基本的な生活習慣をしっかりと身につけることからスタートしています。その上で準備力を高め、個々のやる気を引き出す指導につなげています。そして様々な分野で取り組む生徒の能力を高め、学習面・部活動・美術の制作活動といったところに成果として出てくることを自信につなげています。人はみな順風満帆というわけにはいきませんが、自分が一生懸命になって、熱中して、集中して取り組んでいる時こそが、本当に楽しいと思える時間ではないでしょうか。
中学生の皆さん!充実した学校生活をともに創り、未来を切り開く学びを本校で是非実感してみませんか? 高校生活の3年間は、これからの人生の方向を決定する大切な時期となります。多様化する学びのニーズに応え、これからの時代に必要となる資質や能力の開発に取り組み、皆さんが自ら進むべき道を切り開いていけるよう全力でサポートしていきたいと考えています。
学校長 恒川 寿生
教育方針
1.教職員が生徒の目線に立ち、生徒と共に愛校心を育むことのできる明るく楽しい活気に溢れた学校生活を実現する。
2.挨拶の励行と礼儀作法の体得、更には社会的常識を生徒個々の言動に反映させることのできる教育活動を実現し、他人を思いやる心や行動力を育成する。
3.生徒の実態に応じたきめ細かい学習活動を展開し、基礎学力の徹底指導から応用力の習得を目指し、各自の進路目標を達成させる。
本校は普通科と美術科を設置し、普通科は特進コースと標準コースの2つのコースに分かれています。特進コースでは「国公立大学」から「関関同立」、「産近甲龍」レベルの大学合格を視野に入れながら、授業時間の確保、「e-トレーニング」等の受験対策の充実を図り、目標大学の合格達成を目指しています。また、標準コースにおいては、「産近甲龍」から「摂神追桃」レベルの中堅大学合格への取り組みを進め、日々の学習理解のための「r-演習」という新たな対策を導入するなど、生徒の学習意欲向上の工夫を重ねています。さらに、全国的にも数少ない美術科は、絵画コース、デザインコース、CG(コンピュータグラフィック)コースと3つのコース制で構成され、奈良芸術短期大学との連携強化を図る中で、短大での毎週90分の「特別講座」を各学年で開設し、多角的な視点で教育活動の展開を目指し、創造力豊かな感性を養う生徒の育成を目的として、適正な進路指導を実現しています。また、部活動においては、一人でも多くの生徒が活動できる体制を考慮しながら、自己を活かし、協調性を高めることのできる場として重きを置いています。